垣漁跡を探して。
シンさんは、鹿児島大学の客員教授でいらっしゃって、ご専門は文化人類学。「垣漁跡」もフィリピンや他の地方のものと比較研究なさるのだそうです。比較は人の生活の多方面にわたるので、「海女は、韓国がもと。日本では志摩が有名。千葉から北は海に潜るのは男になる。」など、話題も豊富です。
「お国のフィリピンでは、ゴーヤの葉っぱも豆と炒めて食べる。タイは食べない。」
「インドネシアでは、パパイヤの若い葉っぱを炒めて食べる。」
「グァバの葉は胃薬になる。消毒にも使われる。」
「絞りたての牛乳と黒砂糖を混ぜながら煮詰めて、キャンディーを作った。」
「ターメリックを入れて、さらにターメリックの葉っぱを入れると黄色が濃くなる。」
「グァバの若い葉っぱを帽子の中に入れて歩くと、頭が蒸れにくい。」
メモしきれたのが、これくらい。
『RENDANG』というスープの作り方も教えていただきました。使うお肉は、水牛です♪
もちろん、お肉は別なものでOK。
干潮の時間が4時過ぎなので、ちょっとゆっくりしちゃいました。13時30分、出発!
残念。安脚場の垣漁跡は、まだ水面下。加計呂麻が初めてという「トロピカルホテル」の泉さんがご一緒なので、徳浜と諸鈍をご案内して潮が引くのを待ちましょう。
「ねえねえ、ナッチャン、朋チャン。明日、シンさんとお料理作らない?」
「いいね~♪」
明日は、クッキング~♪ 決定!
シンさんは、姉さん達に籠(テル)の使い方を習っています。
「え? この前の浜にも、垣漁の跡あるの!!」
通りかかった区長さんが教えて下さいました。
「スリ浜の跡は分かるだろう。」
「はい。」
「勝能にもあったよ。」
「え? どこ?」
「ユ浜を回ったとこよ。」
「カク(キ)の浜、っていう名前があるのよ。」
「了解!」
諸数と勝能にもあったとは! 新発見でーす! 立ち寄ってよかった♪
この時点で4時53分。押角、三浦、木慈に垣漁跡がありますが、この潮では見えないだろうということで生間港へ戻ることにしました。
5時15分発の「エリザベス号」で古仁屋に戻るシンさんと、今日はお別れです。お仕事はココでお終い。ありがとうございましたー!!
明日は、いろいろ料理を作って遊びましょうね!! 生間港でお待ちしています!!