午後2時にスリ浜の「ハウス in カケロマ」にお迎えにあがったお客様は、大阪からいらした大西さんと村口さんです。
「こんにちは! 今日は、どちらをご案内しましょうか?」
「戦跡に興味があるんで、安脚場はお願いします。」
「えーっ、お若いのに戦跡にご興味があるんですか?」
(↑すっかり、年寄りのような何でもあり。)
「ええ、昨日、知覧に寄って、今朝の船で名瀬に入ったんです。」
「分かりました。今日はいくつか戦跡をご案内します!」
ということでツアーが始まりました。

呑之浦の震洋隊基地跡です。格納壕を過ぎ、入り江の入り口まできました。

「な、なんですか、この虫は!」
「フナムシですよ。」
「ごめんなー。」
一斉にフナムシが移動したので、脅かしちゃったことを謝っています。優しいですね。

何を想ふ・・・。バスタオルは、帽子の代わりにと「ハウス in カケロマ」のマサコさんが持たせて下さいました。これ、いいですよ。

旧道を下り、於斉のガジュマルの大木へ。於斉の集落では悔やみがあったようです。
於斉から瀬相に向うのでは少々つまらない気もしましたので、西阿室経由で行くことにしました。峠の展望台からの景色、今日もきれいでしたよー! 集落に降りたあたりで、少々喉が渇いてきました。お、丸山さんがご在宅だわ♪ コーヒーをご馳走していただいちゃお♪

おいしいコーヒーをいただいた後で、お庭のいろいろな果物を見せていただきました。写真は、なんとデラウェアです。奄美でデラウェアが育つなんて思いもしませんでした。苗屋さんも驚いているそうです。

丸山さん、いつもご馳走さまです♪

瀬相の旧海軍司令部跡に建つ慰霊碑の建立趣旨を読むお二人です。

慰霊碑に丁寧に手を合わせ、戦没者のお名前を目で追いながら、「何名の戦死者と聞くよりも、こうやってお一人お一人の名前を目にする方が、戦闘の大きさ、戦争の悲惨さを感じます。」と、おっしゃっていました。大阪のご自宅のそばに、第二次世界大戦時に使われた高射砲がそのまま保存されているのだそうです。また、大阪大空襲について知る人がいなくなってしまうということで、聞き取りなど資料収集もなさっているのだそうです。

最初のご希望にあった安脚場へ向いましょう。すでに、日没の時間。大島海峡入口を望む探照灯跡からの夕景です。
明朝は8時40分のフェリーで古仁屋に渡らなくてはなりません。今日中に、もう一泳ぎなさるということで、急いでお宿へ向いました。
海軍司令部跡に行くのは、何でもありも久しぶりでした。ここは、機会を作ってできるだけ訪れたいと思っている場所です。大西さん、村口さん、ありがとうございました。
また、加計呂麻島でお会いできそうですね。お待ちしています。