薩川集落の西奥のカミミチを少し上ったところにある岩屋を、地元では「ナナヒロムゴ」(七尋の広さがある横穴の意味)と呼んでいるそうです。
まずカミミチといっても人が歩いていい道だったのが意外でした。須子茂や他の集落と違いカミミチの両脇に屋敷があり、カミミチに面して門があり、人が出入りできます。
「ナナヒロムゴ」の外観は、大きな岩(高さ3mぐらい?)の下が水平に割れて無くなっていて、クサビ形に人がかろうじてしゃがんで入れるくらいの空間ができており、奥の少し手前に石が積まれ、さらにその奥に骨があります。以前は手前のところにも骨が散らばっていたそうです。
一気に「ナナヒロムゴ」の中です。医科学研究所のハブ博士、服部先生が、奥の骨をご覧になっていらっしゃいます。この後、石積みの奥まで入られました。
「おおっ、ハブがいるよー。」と先生。石積みの方に進もうとして小さなハブがいるのに気づかれました。「そっちから見えますか~。」「はい、背中が・・・。」
「いるもんですね~。」と先生は、ハブの横を通って出ていらっしゃいました。
ふむー、さすがー!
ヤカンのなる木です。
うっそでーす。集落の墓地の入口の木にかけてある各家のヤカンです。台風でも飛ばないそうですよ。
「ノロ神様」のお墓、厨子甕です。親族の方のご了解を得て、写真を撮らせていただきました。ご存命の間にお会いすることが出来ませんでした。
このお墓に刻まれているお名前は文字を全部読むことはできませんが、最後に「姉」がついています。ノロ神様の家系の方のお墓ではないか? という話がでました。
薩川集落のお墓の特徴のひとつは、このダイヤ模様のタイルづかいでしょう♪