「呑之浦トンネル」の貫通石の正体は!
まず、「怪しげな探検隊」メンバーの「美咲商店」さんへ。
貫通石を見た「美咲商店」さん、「これマンガンて言ってたよ。昔、道を作るときにコレに当たると硬くて硬くて作業が進まんかったよ。」と、すぐに答えをくれました。
帰りに、諸鈍にいる「怪しげな探検隊」メンバーのMさん宅に寄って貫通石を見てもらうと、「輝緑凝灰岩じゃないか。この島には、この種類の石は多いよ。」と教えてもらいました。何か赤いペンで印をしたような線が見えますが、マンガンが入っているとこういう赤が見られるのだそうです。
そういえば、地質図にマンガン鉱山のマークが島のどこかについていたなあ。
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ピンポーン! 呑之浦と押角の間にマンガンの休廃止鉱山のマークがありました!
地質は玄武岩の色です。玄武岩が熱変性を受けるとマンガンになるのかなあ。
ワカランこといっぱい。
同じ玄武岩が瀬相にもちょっとあります。「美咲商店」さん達は、昔、ここに道を作ろうとして苦労なさったのかな。
とりあえず、マンガンを含む「輝緑凝灰岩」らしいというところまで分かり、かなりスッキリした何でもありでした♪
*輝緑凝灰岩
我国では、中・古生代の火山活動に伴う凝灰岩を輝緑凝灰岩と呼んでいる。中・古生代の火山活動に伴う凝灰岩は主として海底火山に伴うものが多く、熱水等の影響で、輝石と呼ばれる鉱物が緑泥石と呼んでいる粘土鉱物に変化しているものが多いため、このような岩石を輝緑凝灰岩と呼んでいる。(三木市の自然「地学編」というHPから)