秋 渋柿
集落の奥に緑の葉を茂らせた立派なデイゴの木が見えたので行ってみると、ミャーに出た。土俵を挟んで古い集会場と新しい集会場が向かいあっている。
今度は海岸の通りと並行した一本奥の道を歩いていくと、ちょうど小父さんがお家から出ていらした。「少し涼しくなったから、畑に行くんだよ。」って、そんな話を始めたら、ありんこ便のトラックが近くを通り過ぎて行った。
「ありんこ便は、うちの長男が古仁屋でやっているんだよ。日曜なんかは、長男が来ることがあるよ。」
へー。ありんこ便さんは、名瀬などでお買い物をしてきてくれたり、ヤマト便以外の宅配便を届けてくれたりする便利なところ。たまにお世話になってます。こちらのご出身とは知りませなんだ。