キンナリ、コガネモチ
昨日、観光ネットワーク奄美さんのブログで「たつや旅館」さんのナリモチを見て、「きれい、きれい」と喜んでおりましたが、今日のブロガーさん達の話題は『ナリモチ』がいっぱい!
室内に飾られるものなので気づかないということもありますが、加計呂麻では見かけません。民宿「ゆきむら」さんが、飾りとして置いているのを見たくらいです。
ということで、いつもの「瀬戸内町誌(民俗編)」等にはどのように書かれているかをアップしておきます。
キンナリ、コガネモチ(14日) 「瀬戸内町誌(民俗編)」
14日の夕方に柳の木やブブ木の枝に餅を小さく切ったのを差し、これをキンナリ、コガネモチという。町内で行う所は、手安、瀬相、於斉、諸数、押角、野見山、生間等である。
餅をつき、ブブ木の枝に差した。キンナリといった。雪松とかえて床の間におき、20日に取って煮て食べる(野見山、諸数、手安)。
押角は役所の所在地であったので、外部からいろんな人が来ており、コガネモチも北大島の人から習い始めた。柳の枝に餅を四角に切って差した。これをコガネモチといい、金持になるようにということであった(押角)。
ブブ木に白餅をつけて、床の間、入口、中柱に差した。これをコガネモチといい、15日にコガネを持ってハナコウ(花香=墓参りのこと)をした(於斉)。 以上
ナリムチ(成り餅) 「奄美生活誌」 恵原義盛 著 ←名瀬のご出身
14日に餅を搗きサイコロ大に切り、ブブギ(琉球榎)の枝に鈴成りにさせて床や家の四隅に飾る。中南部ではあまりしない。 以上
こりゃ、明日、何人かに聞いてみなくてはなりませぬ!!