ガイド講習で金作原へ 1
金作原へ行くルートはいくつかありますが、今日は朝戸から上がります。今日の先生、芳華園の前田さんが、「上がって行く途中ののり面にアマミクラマゴケがある。」とおっしゃるのですが、見落としました。チャハ。
ところでこの道、ガタガタでございまして、バスの運転手さんはとっても頑張ったと思います。何でもありは、自分で運転するんじゃなきゃ、この道は二度と来ません。
金作原の、ガイドの皆さんが車を停めるところまでやってきました。ここから歩きます。バスには反対側の舗装が始まるところに迎えに来てもらうようにお願いしました。
歩き出してすぐ、「この木、分かるか?」と先生。
「はーい。ヤナギイチゴでーす。」
「似てるけど、違うよ。」
「……?」
「ハドノキ。」
「はーい。分かりました。」
早速間違う何でもあり。ポーリポリ。同じイラクサ科ですが、葉の感じが少し違います。
モクタチバナとシシアクチ(島口:アクヂギ)も似ていますが、モクタチバナは葉柄があり、シシアクチにはありません。同じヤブコウジ科。
タブノキは、線香(安い方)の材料に使われたのだそうです。受講生の池田さんは、葉っぱを乾かしてサンダタ(粉の黒糖)のスプーン代わりにしたそうです。
ナギとシキミは、葉っぱのツヤが似ています。
ランは、ツルラン、カクチョウラン、トクサランの株が見えました。お花が咲いていたのはトクサランだけでした。カクチョウランの分布は広く、パプアニューギニアにもあって、人の身長くらいの高さになるのだそうです。
前田先生が、ムムムと見つけた虫は「シリアゲムシ」。古い種らしく、進化はしていないが、分化はしているのだそうです。等翅目。
キカラスウリは、根っこから天花粉を作ったのだそうです。
地道が終ったところで、約束どおりバスが迎えてくれました。