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南へ!

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8時半に渡連のプチリゾート加計呂麻さんにお迎えにあがったお客様は、川添さん。

昨日、お嬢さんがいらっしゃる喜界島から奄美大島に渡り、予定の決まっていない一泊をどうしようかと考え、「よし、南へ行こう!」と決めて、まず古仁屋へ。

そこで、加計呂麻の宿を相談したところ「友達がやっている宿があるのよ」とお宿を紹介いただいたのだそうです。

さらに、そこで何でもありを紹介してもらったのだそうで、ご縁がご縁を呼び、ご案内させていただくことになりました。

生間の「むちゃかな神社」では、さすが喜界島からいらしたばかり、打てば響くように小野津のむちゃかなの碑を思い出してくださいました。

呑之浦の震洋隊基地跡では、昭和20年8月に終戦となり、米軍がどういう行動にでるか分からないので、9月の初めには特攻隊は内地に引き揚げたことを申し上げると、お嬢さんが嫁がれた方が真珠湾攻撃に参加なさったとある方のお孫さんにあたり、勉強のためにアメリカに行きたくてもビザがとれず苦労なさった話などを聞かせてくださいました。

ツアーも最後のころです。「終戦の年に自分は3歳だったけれども、広島に商談に向う父が乗った列車を母と妹弟で見送っていたら、突風が吹いてきて身体がふわっと浮いた感じがした。それは原爆の爆風だったんだ。父の乗った列車は途中から先へ進めず、父も引き返してきて助かったんだ。」という戦争体験を聞かせてくださいました。

お住まいになっていたところがもう少し爆心に近かったら、お父さまの乗った列車の出発時刻が1時間早かったら、今の生活はなかったと。

戦後60年が経ちましたが、まだまだ戦争は身近です。また、身近に感じなくてはいけないんだ、と感じることのできたお話でした。

川添さん、また、奥様とご一緒に加計呂麻島まで足を延ばしてくださいね。そして、またいろいろなお話を聞かせてください。お待ちしています!
by amami-kakeroma | 2006-08-28 22:45 | 観光