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瀬戸内町が大東海運産業さんと地元の人の間に入って「住民説明会」をやってくんないから、テープ起こししてるんだぞー。

まだ、半分もいかんのだぞー。瀬戸内町のばかー!

by amami-kakeroma | 2010-02-06 22:39 | チップ工場
これは、1月29日に瀬相公民館で行われた住民説明会の記録です。テープ起こしが終った分から、順次アップします。後で補足説明や質問が出たりしています。また、この記事についてはコメントに返事は書きませんので、ご了承下さい。

地元 
はい、はい。加計呂麻はふるさと100選になったの。
大東 
知ってます。
地元 
私、観光をやってるんですけど、ふるさと100選、ものすごく誇りに思ってる。すごく、去年から段々客も増えてきて、段々増えている。これは、それを、否定すること。山の木を全部切るということ・・・
大東 
全部切るっちゅうわけじゃないですから。
地元 
いやいや、最初、皆伐っていったじゃないですか、あなたは。皆伐の話をして、国有林は帯状間伐をやってるっていったでしょ。
大東 
はい。
地元 
帯状間伐をやるんですか? そんなコスト、合いますか? 帯状間伐をやって。
大東 
それはその、杉の話でしたよね。
地元 
だから、ここには杉の話は何もいう必要ないでしょうが。誤魔化しだよ。
大東 
いや、誤魔化し・・・
地元 
だから、皆伐をやるんでしょって聞いているんですよ、私は。全部切ってしまうんでしょ、予定地は。
大東 
買えたところはですね。そりゃまあ、先程おっしゃったように、その樫とかですよ、天然・・・、今、大和村みたいに、名物の樫が、切っていけないやつは切らないで残して・・・
地元 
あのですね、あの、うちに名前を言うてこんけど電話の中で、あの、今、加計呂麻で山が売れるということで、第三者の方が買うような話を聞きました。じゃ、この山について、もし自分とこ買い取った場合ね、どの山どの山って買うほうわからない。ね、あなた買う。売るとするでしょ。
大東 
はい。
地元 
その山が、今言った加計呂麻の住民にとって大事な山であったりしたら、そういう場合は、あなたたちはどうしますか? それは買い入れにゃ分からないことですから、さっきもいうたように水脈がどこからどこに、あの、地下に流れて、ね、(不明)、飲み水にもなるんやから。こういう場合のことに、やっぱり、考えてのあれですかね。
地元 
水脈が通ってるとこは切らないとおっしゃいましたしょね。どうやって分かるんですか、それは。
大東 
現在ですね、山を切る際には、役場の方に伐採届けというものをまず出させていただきます。すると、役場の方がそこの調査に入ります。で、地元の集落との協議をした上で、どちらともOKであれば・・・
地元 
調査じゃなくて、役場、町民との話し合いであって、現地で調査するわけないでしょ。そんな技術持ってる? 町が。
大東 
あの・・・
地元 
水脈、調べられるの? 能力ありますか?
大東 
役場の方々の、農林水産課の方々が・・・
地元 
無いでしょ。
大東 
調査に行くわけです。
地元 
誰が見ても。だから、水脈が切れると、切ってしまうという恐れが多大にあるわけですよ。それはどうするの、川は。
大東 
・・・
地元 
切れた場合どうするんですか。濁った、流れてこなくなった。どうするんですか、対応は。
地元 
だから最初言うたね、補償の例ね。それはね。どういうふうにとるか。
大東 
・・・・・・。

地元 
林道は、全く作らないでいけるんですか?
大東 
はい。林道はですね、今のあるままで索道(空中を渡したロープを利用して輸送を行う。)だから、山を荒らさないように、ここは集材地です。それをしないと山肌が荒れますから。あの、一番簡単なのはユンボを入れて切るのが一番簡単なんですけど、それはもう今までですね、あの、条件として集材、伐採ということで話は持っていってます。 
地元 
集材機が通る下には林道はありませんか、集落の建物はありませんか。
大東 
ありませんね。
地元 
絶対ないですか。
大東 
あの、林道からですね尾根の方まで、ここらの索道は大体1000mとみてます。あの、集材、山を集材するところまではですね。うちらは今まで、2000m、3000mっちゅうのをやっていますが、あの、現在、今も3000mの索道でやっています。
地元 
それと、その索道はロープでぶら下げて空中を、で持ってくるわけですよね。
大東 
ワイヤーで。
地元 
そのワイヤーが切れる、材木が落下する事故は国有林でもたびたび起きているわけですよ。それをどうやって防止するんですか。まして、集落の上の、建物の上を・・・
大東 
いや、それは、建物の上は絶対ありません。
地元 
通らない?
大東 
はい。
地元 
林道の上は?
大東 
林道の上も、林道の脇に据えますから。集材機は。そして、幸いにしてこの島は縦横、道路は走っているんですよ。見て回りましたけど、恐らく長いところで1000mぐらいだと思う。集材機のワイヤーの長さは。あのー、やっぱし、その、道路は(不明)でようされてます。だから、そこの脇でその集材をして、(不明)していこうという形になると思う。
地元 
おっしゃった話の中で、老木で保水力が無いとおっしゃったんだけど、最初の瀬武のあたりは何年ぐらいの木で、何年以上を老木と言ってんですか?
大東 
今ですね、学術的なことで、大体25年以上だそうです。
地元 
雑木ってのは、どの、どれのことを指しているんですか。
大東 
あのですね、照葉樹ですね。照葉樹っちゅうか、まー、ここらでは、あの、一番多いのは椎の木ですね。他はもう何でもいいんです。あの、木でありさえすればですね。
地元 
あのー、国宝級に指定されている、ほら何千年という屋久島の杉なんかは、あのー、国の(不明)ね。あのー、聞いた話では瀬武の方にはそれに匹敵するほどの立派な椎の・・・
大東 
残せばいいと思いますよ。それとですね、あの、うち、屋久島も(を?)、その、残してます。
地元 
そうおっしゃられるというと?
大東 
グリーンランドの回りだけですね。あの、他は、うちは年間ですね、1500、1500ぐらいだと思う、屋久杉をば現実に運んでます。今年もですね、屋久島の杉の伐採だけでも、恐らく1万立方以上です。
地元 
あのー、木を切るにあたって廃液とか出るでしょう。
大東 
廃液はでません。
地元 
でませんの?
地元 
それはおかしいじゃないですか。宇検村で出て、公害騒ぎでやってんじゃないですか。それみんな奄美の人みんな知ってるよ。大和村も。
大東 
いや、それで何か実害が出ていますかね?
地元 
そりゃ出るでしょ。海に有害なものが流れ出るんだから・・・
大東 
いや、あのですね、これは、あの、うちらも何十年もこのあれしてますけど、あの、宇検村で大体、3工場あったんです。3工場、一番最盛期にあったんです。

その6に続く
これは、1月29日に瀬相公民館で行われた住民説明会の記録です。テープ起こしが終った分から、順次アップします。後で補足説明や質問が出たりしています。また、この記事についてはコメントに返事は書きませんので、ご了承下さい。

地元 
あの、すみません。素朴な疑問なんですけども、あの1700ヘクタールっておっしゃったんですけど、あの、瀬戸内町は地籍調査が全然進んでないって聞いているんですね。この山切っていいですか? といった時に、自分のじいちゃん、ばあちゃんの世代に遡って、あの登記を直してない形とか、その、境界線がはっきりしてないんじゃないかな、と思うんで、どこからどこまでが、あの、切る対象として、えと、1700ぐらい、4分の1ぐらいありますかしらね・・・
地元 
4分の1強。
地元 
強ね。
地元 
27パーセント!
地元 
うん、そのくらい選ばれたのか、というのと、あの、あとは、これ全部個人の土地なんでしょうか。それとも町のものとか、どういうところを足してこの1700という数字なのでしょうか。
大東 
あのですね。町のその土地の持ち主さんは、あの農林水産課さんに行けばヘクタールが出てますよね。
地元 
えーと、その、町の、町有林も切るということなんですか?
大東 
ま、それは町有林も年数がきとれば切ることも、それは町のあれ次第ですけどね。
地元 
はい。町との契約・・・
大東 
まだしてません。何もしてません。
地元 
あとは、個人の方達の、その、所有権がみんなバラバラなんで、それも全部これから契約をして、切っていくという、まだ段階なんでしょうか。
大東 
そうです。あのですね、計画的にですね、山を切るには、その、全伐ですから、だけど尾根尾根でですね、今はその、あのどの営林署なんかもですね、帯状間伐というような形で、杉を今は切って、あの帯状に間伐をして、そしてその保水力を持たせてっちゅうのが、屋久島もどこも、あの日田市ですかね、大分の、あそこあたりは杉林ばかっしだったんですよ。で、相当崩れましてね、今はそれを雑木に変えようというやつで、帯状間伐というのをやっています。その中でうちらは、その一山全部いっぺんに切るわけじゃなくて、そのまあ、尾根尾根で今年はこっちをば、こっちをあっちをばという形で、まあできたらば一番いいと思う。
地元 
まとまった土地があるのかなっていうね、あの、かなりの大人数の所有者に分かれるんじゃないのかなっていうことで、その辺はかなりの手続きが必要だと思うんですけども。御社の方でなさるのかなって?
大東 
はい、それはですね、うちが屋久島の方、民有林になっていますから、あのそれは代々亡くなられて、子供さん、お孫さんの時代になっても、それはどうにか手続きでですね、ご本人さんとお会いして、土地を買うわけでないですから、山の木だけですから、そのわりとまあうまい具合に行ってます。
地元 
加計呂麻の場合はこれからということで?
大東 
はい、そうです。
地元 
そこで質問ですが、国有林ではリンパンというのがありますよね。つまり、ここからここまでが第1リンパン、第12、13、100幾つと、それは境界が明確に決まっているんですよ。それは地図上に平面に落としてありますけれども、ここではそれが分かるんですか? 民有林も町有林も含めて。
区分が分かるんですか?
大東 
図面上は、なってますね。
地元 
図面上はあっても、現地に行って分かるんですか?
大東 
それは、境界は調べてもらえば・・・
地元 
どうやって調べる?
大東 
や、地図に基づいて線引き(専門家?)が・・・
地元 
地図にあっても現地にその形状が残されてなければ、境界は分からないでしょうが。
大東 
・・・
地元 
杭でも打ってありますか? AさんとBさんの区別は。
大東 
その場合は立会いをお願いしてですね、
大東 
両方の立会いのもとに・・・
大東 
ま、屋久島ではそうやって・・・
大東 
境界を確定して、その後決定。
地元 
立会いする人が現地に入れる?
大東 
はい、相続人の方とか。
地元 
相続人の方もあやふやで、他の家もけっこう(不明)
地元 
誰が相続人なのか、墓場に行って後ろの、誰がいつ死んだかまで調べなければならんですよ。
大東 
調べて・・・
地元 
そこまでできるわけ?
大東 
そうしないと、そこは切れない。
大東 
持ち主の方は、納税される方が持ち主じゃないんですか?
地元 
山林として納税してますか? それは調べられますか?
大東 
それは調べます。
地元 
山林は納税の対象になってない。
大東 
今まで、屋久島で、そんなトラブルは・・・
地元 
屋久島と違うのよ、ここは。
大東 
はあ。
地元 
境界が分からなくなってるのに、Aさんに立木料ををいくら、Bさんにいくらって払うことできませんよ。どうやって払うの? どうやって工事を開始するんですか? そういう分からないところで。
大東 
分からないところは、もう買わない、しかない。
地元 
全部そういうところだもの。全部買わない。
大東 
いや、そんなことはないでしょう。誰か持ち主がいるはずです。それじゃないと図面にないはず。

その5に続く
これは、1月29日に瀬相公民館で行われた住民説明会の記録です。テープ起こしが終った分から、順次アップします。後で補足説明や質問が出たりしています。また、この記事についてはコメントに返事は書きませんので、ご了承下さい。

地元 
あなたがたが何十年もやってシカは下りて来て食べてるわけでしょ。整合性が無いでしょ。
大東 
いや、整合性はありますよ。
地元 
だって・・・
大東 
いや、何十年も切ってないです。したら、その木は高くなってきますよね。
地元 
だって、あなた方は切ってやってるんでしょ。
大東 
いや、切ったところはそこまでなっているんですよ。でも、今、シカは捕らないもんですから、
あの、昔は屋久島という島は人が1万5千人、シカが1万5千、サルが1万5千という島だったんです。それがシカがあまりにも増えすぎてですね、餌場が無くなっているんです。
地元 
それは木とは関係ないじゃないか。増えただけじゃないですか。そんな言い方はないじゃないか。誤魔化しの。木が高くなったからシカが下りてきたわけじゃないでしょ。増えたから下りてきたわけでしょ。
大東 
結局、山に餌が無いからなんですよ。
地元 
増えすぎてでしょ。誰も捕らないから。
大東 
・・・・・・。
地元 
それよりも大変なのは水のことですよ。それを集落はみんな考えとるはず。そうじゃないですか? 各集落、木を切った場合、一番心配なんです。それを考えてもらいたいんですよ。
大東 
ま、先程から言いますように、歳をとった木は保水力が無いんです。だから、無いんですよ。
地元 
それが信用できない。
大東 
信用できないというより、データが出てますから。
地元 
保水力って、葉っぱの量で違うんじゃないの?
大東 
いやいや、それは違います。下草が無いから。
地元 
木の幹に水は溜まるものでしょ、根っこに。
大東 
全部、総体にですよ。
地元 
区長さん、言ってごらんなさい。
地元 
あのね、島の、加計呂麻の場合はね、去年にしても水不足で町の車で配ってまで、そういう状態で。あの、芝の例えで言ったら、水脈、うちら仕事ですから、水の出るところというたら、一応、山の麓の方に、いうたら、分けてやってるんですけど、その水というたら、全く関係ないとこ、裏の方を切っただけで水が出なくなりました。水が。そういう事例もありますから、うちらとしては、その、ここの島民としては、住む住民としては大事に水の方のことを考えて、一応そういうのは事前に調べてもうて、どこがどうなっているのかは素人では分からないのですから、どんなですか?
大東 
加計呂麻島には川が足りない、水が足りない?
地元 
山が小さいものですからね。
大東 
まあ、うちらの聞いた話では、ダムを作るちゅうな話しを聞いてます。だけど、ダム・・・
地元 
(集落が)30もあります。
大東 
だから、そこから恐らく配分するんでしょ。
地元 
端から端まで50kmもあります。どんなして配分するの。
大東 
それはうちらに言われても、配分の・・・
地元 
だから、そういう適当なこと言わないで下さい。
地元 
ダムというのは、各集落に作るわけですか?
大東 
作る・・・
地元 
それ知らないで、ダムがどうのこうの言わないで下さい。具体的なこと言えるならいいですけど。50kmぐらいあります。確か。
大東 
だから、山に保水力を持たせるために、その、あの木を若返らしてですね、下の芝草を生やして、保水力をして、その、しないと、このままじゃ出なくなる一方だと思います。現実にそんなして、なくなってるんでしょ?
地元 
それは関係ないとこを、道ですか、を作ったもんで、切ったもんで、そういうふうになったもんだから、その、道を作るのに木の方も伐採して、それで出ないようになったもんだから、もし伐採するところを切った場合、その、水脈ですか、それを絶つんじゃないかと。それが心配で。

その4に続く
これは、1月29日に瀬相公民館で行われた住民説明会の記録です。テープ起こしが終った分から、順次アップします。後で補足説明や質問が出たりしています。また、この記事についてはコメントに返事は書きませんので、ご了承下さい。

地元
皆様の方からご質問あるでしょうか。
それでは、伐採した場合、被害として、サンゴとか海のプランクトン、小さい魚とか、崖崩れ、そういうのは事前に防ぐことができますか? そういうのは行われますか?

大東 
私どもは屋久島で50年やってきております。その中で、ま、自然遺産の島で、そういう事例は雑木の場合は無いです。針葉樹の場合は、松の場合は根が横に張っていないんです。立根(縦根?)ですから、今のままでも崩れる可能性があると思います。

地元
それは自信を持って言えるんだったら、ちゃんとした「補償」というものは出来ますか?

大東 
今まで前例というものが・・・

地元 
前例でも、これから起きることはどうなるのかは分からないと思う。島の住民が一番心配しているのは、島民の水やと思う。それが途絶えたりするのは水脈が山のどの部分にあるというのが、それは誰にも分からない。このことについて調べたんですけど、山の裏側を切っても水が出ないという例があるものですから、それは調査をして切るもんやろか?

大東 
今、加計呂麻の問題として水対策が一番なんかしているようです。その中でダムを作ろうという話もあるみたいです。したときにですね、ダム・・・、今、山自体が老木なんですよね。保水力というものが無いんです。そして草木が生えて、木が生えて・・・。
(地元とマイクで拾えないやりとりあり。)

地元
老木といったって、この島は3、40年前に木を切って、みんな木が新しい。

大東 
木の、雑木の寿命というのは20年から25年だそうです。

地元 
だそうです、ですか。

大東 
屋久島に行ってもらってみれば分かりますけど、屋久島の山っていうのは上から下まで見えるんです。山に降った水はですね、草木が無いもんですから、結局、一時的に雨が降ればザーッと出るんですよ、川が。でも、雨が降らないときは全然水はあります。

地元 
聞いた話では、松くい虫(の木)を重点的に切ると聞いたんですが、ゆくゆくは、松くい虫(の木)は根っこまで腐っていますよね。あれはチップ材としては使用できないでしょう? 要は、残っているのは主にシイの木ですよね。その木を切るということは、この島は切った分は人間の頭に例えるとハゲ山になるよね。

大東 
うちらの試算では35年は大丈夫だろうと。うちらもこの投資するわけですから、そこそこの年数が無いとコスト割れですから。合わないワケですから。そういうところには作らないつもりでいますけどね。

ただですね、25年、30年になった若木は、宇検村あたりを見てもらえば分かりますが、1年たったら約1mは大きくなります。木の芽から出たりする。今、奄美の山を見ていけば何十年も切っていない。山の尾根の上の方が腐ってですね、そこから水が入って山で腐れる。腐ったヤツは再生はしません。

だから、熟成した木ですかね、25年、30年、今まで奄美でチップ工場をやってましたから見てますけど、30年なった木は瀬戸内町から名瀬に抜ける道路脇は、恐らく30年、40年なっていると思う。
30年、40年なれば、あんなになるんですよね。一ぺんは切ったわけですから。

地元 
大島の真ん中は一回も切ってないけど立派ですよ。

大東 
間伐をされるからですよ。

地元
原始のまま、その方が立派です。

大東 
そうですか。
だけどですね、うちらの屋久島は、屋久島と徳之島は工場やってましたけど、昔のままのところは枯れて行ってますよ。

地元 
例えて言ったら、瀬武の山には立派な椎の木がありますよ。(不明)あの木も切るんですか。
何でかと言うと、去年の1月に加計呂麻島というのは「(にほんの)里100選」に選ばれましたよね。その中で一年もたたないうちに自然の破壊というんでしょうか、どのように考えていますか?

大東 
うちらとしては、自然の破壊というより再生、山の再生なんです。

国の方針がそうなっていますから。営林署の方も、今までは保護というのは何も手を入れないのが保護でした。だけど今は、去年、一昨年頃からいろいろ変わりまして、手を入れてます。

証拠に、うちが屋久島で50年間やって、自然遺産の島で50年間やれるということは、何も無いからやれるのであって、非常に、屋久島では反対にその昔の古い山は切って下さいという意見になってますね。それはお宅なんかが調べてもらっても分かります。

屋久島という島は鹿の多い島で、鹿が届く範囲に餌が無いんです。山の中に。それが民家に下りてきてミカンとか野菜とかみんな食べてます。屋久島の畑は2m50位の電気柵を張っています。それを帰すには、山の木を切って新芽を吹かせて餌場を作ってやればそこに帰ると、今、そういう風になってます。

その3に続く
これは、1月29日に瀬相公民館で行われた住民説明会の記録です。テープ起こしが終った分から、順次アップします。後で補足説明や質問が出たりしています。また、この記事についてはコメントに返事は書きませんので、ご了承下さい。

司会 

今日はチップセンターの件で業者さんに来ていただいて説明いただけるということでよろしくお願いします。

地元 

瀬武の方でユンボを入れて工事されているということで、一体何が始まるのかと知り合いにも聞かれるので、これは瀬武だけの問題ではないのではない、島民みんなに関係することではないかと声をかけてこれだけの人が集まってくれた。

最初にどういう計画でどういう理由で内容で始めるかを教えて下さい。

大東 

金曜日のお忙しい時間に多数お集まりいただきありがとうございます。
ご紹介いただいたとおり、私どもがこの素晴らしい加計呂麻島でチップ工場を作るにあたって、こちらからうかがってご挨拶・ご説明を申し上げるべきところをこうしてご参集いただいたことは、申し訳なく思っております。申し訳ございません。

これから私どもがしていきたいと思っていることをひとつひとつご説明してまいりたいと思います。
ひととおりご説明した後、質疑応答に入り、質問にお答えして行きたいと思います。
では、資料の方を見ながら説明して行きたいと思います。 (参加者には配られていません。)
最初に私どもの会社は大東海運産業と申しまして、1966年に屋久島の地で工場を始めたのがスタートでございます。現在も屋久島の地ではチップ工場をやらせていただいておりまして、それとともに船を120隻ほど所有させていただいており、これは貨物船で、現在運航させていただいてます。

その中で、日本のチップ業界というものがこの2、3年、かなり見直されていまして、何故かと言いますと、中国をはじめ東南アジアの方で紙の需要が高まり、日本向けに輸入材が入ってこなくなった。日本の国産のチップ材が見直されつつある。

その中で屋久島の中でチップ業をさせていただく中で、もっともっと生産量を上げたいということから、どこかこういうチップ工場ができるところはないかといろんなところを探しておったところ、以前この奄美の地に6社程工場があったということを耳にしまして一度観てみようかということで、去年の9月から市場調査をさせていただいたところ、加計呂麻という素晴らしい山を持つ島で、是非私どもの考えを島民の皆様がご理解いただければ素晴らしい工場ができるのではないかと現在計画を進めているところございます。

 まず、チップというものからご説明させていただきますと、紙の原料ということで言えば広葉樹針葉樹を問わず木を細かくチップ状に粉砕しまして、それを紙に変えるということで、私どもの工場では木を伐採したものをチップの機械に入れて細かく砕くという作業で、それを弊社の所有する船で製紙メーカーに納めるということがチップメーカーの主な仕事の内容になります。

(中略)

 私どもが調べる中に、加計呂麻島の山林の面積が約6100ヘクタールありまして、このうち1700ヘクタール程は是非皆さんご協力のもとであるますが伐採可能な山林ではないかと。この1700ヘクタールをもし計画的に切っていきますと、約35年分の生産量が見込めるという素晴らしい山でございます。 後で数字の訂正がありました。1700→2900ヘクタール
 弊社の方も以前から奄美大島の方に出入りしておりますけれども、この素晴らしい加計呂麻島がどんどん松くい虫の被害にあっていることを目の当たりにしておりまして、このまま放っておきますと松くい虫の被害が拡がり、山自体が死んでしまう。山が死んでしまいますと、山自体が持っております保水力も無くなり、台風が来ると倒れてしまうということで、この島にとって山にとってとても良くないことでないかと。

 私どもができることと言えば、是非、皆様お持ちの山を切らしていただき、切ることに寄って松くいの被害を食い止めることができるのではないか。そうすることによって山は新しい松くいに強い木も開発されておりますので、そういうものによってこの加計呂麻の山を守るお手伝いができるのではないか、と考えております。

 やはり山を切るということで、皆さん環境の問題についてご心配がたくさんあられると思いますけれども、伐採計画というものは、あくまでも県であったり町であったりいろいろな方のご指導をもらいながら進めてまいろうと思っております。

 また、林道や作業土場(どば)より、赤土などの流出を防ぐよう対応していきたいと思っております。

 また、伐採現場の材の搬出には集材機という機械を用い、山肌を壊さないよう手段?をとろうと考えております。

 それと海岸沿いや保護林、水源地等、その近辺は伐採はしないよう心がけていきたいと思っております。
それから県・町・林道から5mの範囲、山の尾根は災害を防ぐために伐採はいたしません、と考えております。

 また、伐採完了後は作業土場等の自然回復ができるよう対策をとっておきたいと思っております。

 山林と漁場との関連性もありますので、このあたりは森林組合さんや漁業組合さんといろいろな協議の上、作業は進めて参りたいと考えております。

 つきましては、弊社が皆様にご協力いただいたあかつきに、工場として地元への貢献としていたしましては、まず工場を起動させるためには最低工員が6名必要であります。プラス山を伐採していただく山師の方々を1組6名ほどを5組ほどお願いできればと思っております。こういった工員の方々や山師の方々は、地元の方を採用優先ということで、またあらためて皆さまにお願いに伺いたいと思っております。

 現在、皆様がお持ちの山で、もし松くいの被害にあわれている木がございましたら、私どもの方で無償で引き取りさせていただきます。もし、そういったご相談等ありましたらお気軽にご相談いただけたらと思います。

 それと、チップを切りますと、副産物として木の皮や鋸屑(のこくず)といったものが生まれてきます。こういったものは、地元の方、農業の方に堆肥として無償提供したいと考えております。

 現在、屋久島の方でもさせていただいておるんですけれども、島の方で使わなくなった家電や廃車など弊社の方で回収用のコンテナをご準備しますので、こういったところに持ち込んでいただければ、毎月来るであろう船の方で処分させていただきます。

 今申し上げたのがひと通りの弊社が加計呂麻の地でさせていただきたいチップ工場の概略でございまして、足早にかいつまんで説明させていただいたので、かなりご不明な点、分かりにくかった点いろいろあると思いますので、皆様の方からご質問頂戴できればそれにお答えいたしたいと思います。

その2に続く)
先日の記事に印象的なコメントが寄せられていました。ご紹介します。
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                         宇検村のハゲ山 : 「徒然なる奄美」ブログより

先日の古仁屋でのPTA大会で、こんな風に訴えていたお父さんがおられました。「チップ工場で雇用が出来る。でも、そのお金で子供を育てたくない。『昔は良かった、美しかった。』と言いたくない。」
どうにもこうにも「チップ工場」のことが気になるし、「奄美野鳥の会」の役員が9時に農林課さんへ行くとおっしゃっていたので、加計呂麻在住の「奄美野鳥の会」の会員として同席させてもらうのもいいなあと、生間港8時出航の「でいご丸」さんで古仁屋へ出ました。

古仁屋の港で加計呂麻の知り合いの区長さんにお会いしたので水を向けると、「雇用のことを考えるとむやみに反対できない。ただ、これも集落としての意見ではなく、それぞれで判断してもらうことだ。」というご意見のようでした。

役場へ到着。まず、まちづくり観光課さんへ。「チップ工場」の件の前に、先日、加計呂麻島のお土産として作った「かけろま手ぬぐい ~かけろま島の祭り~」のPR。よい感触♪

そして、「チップ工場」の件。なんと、まだ「まちづくり観光課」さんへ書類が回っていないそうです。
いずれにしても「観光」に軸足を置いた町としての判断をお願いし、山の持ち主、山に詳しい方達に「山のガイド」になっていただけるようなガイド講習を企画していただけないかもお願いしました。

最近トレッキングが注目を集めているので、加計呂麻島の旧道などを歩き(もちろん、椎の木の落ち葉が積もるフカフカの山道を歩くんですよ♪)、集落に下りて、そこで地元の方達と交流を持つようなプランが実現できればいいですよね。観光課の方も「山のガイド」の必要性をおっしゃっていました。

「雇用対策」ということで、いつどこで予算がつくか分からないから、ガイド講習プランを練っておくといいとアドバイスもいただきました。

総務課さんの前を通ると補佐がいらして、「昨日、臨時議会の中でチップ工場について質問があったよ。」と情報をいただき、企画課さんへ。

この件の窓口は、きらめき推進係

事業計画書は29日に提出された。判断材料となる資料が不足していたので追加資料を要求しているところ。」「窓口は企画課だけれども、庁内でも世界遺産、林務、港湾、観光など関係してくる部署が多く、それぞれの担当部分を精査してもうらう。県や国にも指導を仰ぐことになる。」「この先、住民説明会を求めることも考えられる。」というお話しでしたので、「是非、役場が間に立ち、業者と住民が話ができる説明会を開催して欲しい。」とお願いしてきました。

「今の状況は説明した通りなのでお答えできることは少ないと思うが、問い合わせはきらめき推進係に電話して下さい。」とのことでした。電話番号は、0997-72-1112(直通)です。

丁寧な対応ありがとうございました!!!

最後は1Fの町民課へ寄って、最新の加計呂麻島の人口の数字をゲット。1月末現在で1,490名でした。

「加計呂麻島の伐採問題を考える」savekakeroma @ ウィキ
 「奄美野鳥の会」の「加計呂麻島へのチップ工場建設に関する瀬戸内町役場へのヒアリング概要」も載っています。