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ミキたき

朝8時、集落の委員会の男性軍とミキづくりをご指導いただく京子姉さんと婦人会のメンバーが大屯神社境内に集合。落ち葉や雨避けにテントを張って、テーブルをすえていただいて、京子姉さんの指示のもといよいよミキづくり開始です。
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昨晩から水に浸けておいた米粉の水を捨てて、鍋に沸かした70度のお湯に加え、焦げ付かないようにかき混ぜながら炊き上げます。

  うるち精米粉 4kg × 2鍋 = 8kg
  もち精米粉  1kg × 2鍋 = 2kg

  (1合ずつ取り分けておくこと)

たくのと同時進行で、4kg買っておいたサツマイモの皮を剥いて(来年は2kgか3kgで間に合うと思います。
)、縦に2等分から4等分して水に晒します。何度も何度も水を替えて、灰汁をとります。灰汁抜きが足りないと、白い神酒ができません。

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2時間はせっせせっせとかき混ぜます。腕も疲れますが、薪の煙が目に沁みる~。
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米粉が掌を当ててもくっつかないようにたき上がったら、冷ますのよ~。冷めたらそれぞれ樽へ。そこから、神様分の甕に入れる1升3合程度を取り分けます。

炊き上がって冷ましているときに、サツマイモをすりおろし晒しで汁を絞ります。早い段階ですりおろすと、色が変わるので注意。

ミキたきに使うものはよく洗って、乾かして、その都度、焼酎で消毒しますし、サツマイモも手袋をしておろしますよー。

それぞれの樽に1.5kgずつ白糖と、サツマイモの搾り汁を加えます。神様分にはサツマイモの搾り汁は入れますが、白糖は入れません。
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水で洗って、火で焙って乾かした芭蕉の葉で蓋をして、左綯いの縄で結んで仕込みは終了。

大屯神社の本殿に、水を張ったタライを置き、その中に樽や甕を入れます。水はアリさん避けです。

今年もとっても美味しそうに仕込めました。

16日、大屯神社祭当日の8時からミキ開き。1時から行われる大屯神社祭でミキが振舞われますが、小さなコップに200程度しか用意できませんので、味をみたい方は12時半の受付開始の頃にはいらした方がいいですよ。
by amami-kakeroma | 2010-10-14 00:14 | 年間行事